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最期に会えてたら

2010.11.08*Mon*
邂逅編を再読しております。
再読…いや、たしか再々々読のはず。
去年 ミラ本編を完読した後に買い揃えたのが、5月頃。
1年半で4回目でございます。
本編がまだ2度しか全巻読んでないというのに…。
それだけ本編を読むのが、
多岐にとって、心身に掛かる負担が大きいとうことなんですが。
逆に、邂逅編はわりと気軽に読める。

…はずだったんですけど。

『夜叉誕生』での、
魂魄のままの景虎様の想い、
天ノ闇界で謙信公にまみえた姿。
『火輪の王国』で、
どんなに呼んでも叫んでも応えてもられなかった高耶さんの、
それこそ無念を思いだしてしまって、
朝の満員電車の中で思わず泣き出しそうになりました。

怨霊になり果てるしかなかった己を救い出してくれた人。
生前、北条という帰る場所を失くした自分に居場所を与えてくれた人。
換生者として生きる道を示してくれた人。

景虎様にとって絶対の存在だった人から、
「お前なんかいらない」と無言の刃を突き付けられたようなもの。
景虎という記憶が戻る前に、
母という絶対の存在から捨てられた過去をもつ高耶さんだからこそ、
その絶望はきっと多岐には想像もできないほど深かったはず。

多岐の中で、ミラージュにおける謙信公という存在は、
夜叉衆や上杉軍、その他怨将たちがその存在を語っても、
現実感を伴わない、それこそ架空の人物のような感じで。
最終巻で高耶さんがようやく会えた時ですら、
今さら何故…?とすら思ってしまったんですね。

でも、今回邂逅編を再読し始めて、
景虎様にとっての謙信公の存在の大きさを、
そして、すべては謙信公の死から始まった物語だったんだと、
改めて思いました。

もし、謙信公が亡くなった時。
景虎様が謙信公の最期に会えていたら、
その弔いの手を合わせることができていたら、
たとえ後継が景勝公だと言われたとしても、
諾として、受け止めることができたのではないでしょうか。

歴史に「もし」はあり得ないとはしりつつも、
ふと、そんなことを思ってしまいました。

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多岐美影

Author:多岐美影
何とか自分の手が届く範囲にてミラージュの世界を満喫したいと画策中。

生息地:江の島と箱根の間(小田原寄り)
性格:典型的な「O型乙女座」人間とよく言われる
ミラ歴:'94春~'96冬=ミラ第2部だけはリアルタイムその後13年のブランクを経て、2009年春再燃
前科:某ボーカリストの追っかけもどき約20年

ブログサイト:「天空の石」
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